1. ホーム > 
  2.  Education >
  3.  歴史・伝統

竜の国ブータンで活躍した日本人

2011/12/25 - 歴史・伝統Japan , Book , Buddhism

20111225s

ときどきテレビや新聞で、海外で活躍する日本人が取り上げられることがあります。
以前なら、見逃せばそれまでだし、運良く読めてもしばらく覚えているだけ・・・という感じでしたが、有名な人物ならWikipediaに解説があるし、YouTubeに動画が載るし、詳しい本が欲しいと思えばすぐ注文できる、良い時代になりました。

かつて閉鎖的な国だったブータンで「農業の父」と呼ばれるほど活躍し、現地でダショー(最高の人)という称号を与えられたすごい日本人がいた、という話をネットで知り、どんな人なのか知りたくて ブータンの朝日に夢をのせて という本を取り寄せてみました。

農業指導者・西岡京治

大学で農業の学問を修め、ブータンに農業指導者として招かれた西岡京治さん。
どんな素晴らしい活躍をしたか知らない人は、YouTubeのまとめ動画 を観るべきです。
一見の価値ありの動画です。

でも、本には現地でどんな生活をしていたか、どんな困難があってどう解決したのか、こと細かに書かれていて、西岡さんの成功と苦労に一喜一憂できます。こういうノンフィクションこそ、電子書籍化してほしいものです。教育のためにも。

この本は、児童向けでひらがなが多いのですが、簡単な日本語で書かれている分、精一杯仕事をしている様子が伝わってきます。
日本の農業技術を教えに行っただけの人が、なぜ異国で国王から称号を賜るほど信頼されたのか。
そして、本の冒頭に描かれるどこまでも続く葬列。
王家や政府の要人、多くの村人たちが惜しむ西岡さんの死。。。

遠いブータンで活躍した西岡さんの生き様。涙無くしては読めない本でした。
こういう日本人の本がもっと読みたいと思う今日この頃です。

先月のブータン国王来日の際、宮中晩餐会での天皇陛下のご挨拶の中に、「ダショー西岡」についてのお言葉がありました。

“ダショー西岡の遺志を受け継いだ人々が、ブータンの農業発展のために日々活躍していると聞き、心強く思っています” という内容。

2つの国にとって、とても大切な出来事だったんだなあ、と思い知らされると同時に、同じ仏教国として末永く友好であって欲しいと思いました。

コメント

コメントを書く

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>