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世界の国々に付けられた、40の素敵なニックネーム

2013/2/1 - 歴史・伝統Tradition , World

20130130s

世界中の国や地域の多くは、正式名称の他に別名や美称 が存在します。日本で言えば、「瑞穂国」「ジパング」「倭国」など、歴史や国の特徴からニックネームが付けられていますね。

そんな別名を持つ国々をまとめた、Top 40 Best Nicknames for Countries というランキングがありましたので、掲載元のスカイスキャナー様から許可をいただいて引用・紹介いたします。

1. ヨーロッパ のニックネーム

1. アルバニア
 ─ Land of the Eagles(鷲の国)
2. ベラルーシ
 ─ The White Rus(白ロシア)
3. イングランド
 ─ Land of Hope and Glory(希望と栄光の国)
4. フィンランド
 ─ Land of a Thousand Lakes(無数の湖の国)
5. フランス
 ─ L’hexagone(ヘキサゴン)
6. アイスランド
 ─ Land of Fire and Ice(火と氷の国)
7. アイルランド
 ─ The Emerald Isle(エメラルドの島)
8. イタリア
 ─ The Boot(ブーツw)
9. スロベニア
 ─ The Sunny Side of the Alps(アルプスの日向側)
10. スイス
 ─ Land of Milk and Honey(ミルクとハチミツの国)
11. ウクライナ
 ─ The Bread Basket of Europe(欧州の穀倉地帯)

ヨーロッパの国々には、地理的条件から呼ばれる別名の他、欧州らしいファンタジーの世界でも通用しそうな美称が並びます。

総合トップのアルバニアは、アルバニア人は鷲の子孫であるという伝説から「鷲の国」と呼ばれます。国旗や国章には双頭の鷲が描かれています。

イングランドには「希望と栄光の国」という第二の国歌が存在します。エルガー作曲の「威風堂々 第1番」の有名なメロディに、後の国王エドワード7世の提案で歌詞を付けて再編された曲。荘厳で気高い響きはイギリスと王室にピッタリです。

また、ペンタゴン(五角形)と言えばアメリカ国防総省ですが、ヘキサゴン(六角形)と言えばフランスを指すそうで、国土の形から呼ばれる通称です。
さらに国土の形で特徴的なのは、誰もがその形を知るイタリアです。別名は ブーツ(笑)と、正にそのままですね。

興味深いのは10位と11位です。
スイスの別名は「ミルクとハチミツ」。どう考えても、そんな 甘い国家には思えない のですが、何かの間違いでしょうか?「時計と軍隊の国」だと考えているのは、私だけでしょうか?
国民全員に、民間防衛(外敵から身を守るための心構え)という本を配布するくらい、国防意識の高い永世中立国ですしね。

ウクライナの別名は、その名の通りパンを入れる「ブレッドバスケット」なのですが、ソ連崩壊前は「ソ連のブレッドバスケット」だったそうです。ソ連が解体し、その役割が欧州向けになって、「ヨーロッパの貯蔵庫」のように呼ばれ始めました。EU側に組み入れたい欧州勢の意図が見え隠れしますね。

2. 南北アメリカ のニックネーム

12. ブラジル
 ─ Pindorama(ピンドラマ)
13. カナダ
 ─ The Great White North(北の白い大地)
14. チリ
 ─ Land of Poets(詩人の国)
15. ガイアナ
 ─ Land of a Many Waters(豊かな水の国)
16. パラグアイ
 ─ The Island Surrounded by Land(国に囲まれた島)
17. ペルー
 ─ Land of the Incas(インカ族の国)
18. USA
 ─ Uncle Sam(アンクル・サム)
19. ベネズエラ
 ─ Land of Grace(神秘の国)

ブラジルの ピンドラマ とは、サンパウロにある地区名。原住民がこの辺りに名付けた「ヤシの木の土地」という意味を持つ言葉で、ブラジルの異称としても使われるようです。
ブラジルと言えば、日本の交番制度を輸入していることをご存知でしょうか。ピンドラマ地区でも、地域の治安を守る日本の交番が一役買っている そうです。

チリは詩人を多く排出することで有名なので「詩人の国」
また、ガイアナは原住民の言葉で「豊富な水」の意味があるそうです。

パラグアイ(国に囲まれた島)は、親日国の多い南米の中でも特に友好的な国ですが、地理的に大国に囲まれてさながら島のようです。さらに、南米で唯一台湾と国交を樹立しているなど、政治的にも島のような側面 があるようです。

そして、一際目立つ「インカ族の国」ペルー。
空中都市マチュピチュやナスカの地上絵 など、多くの遺産を抱えるペルーは、現在まで続くインカ帝国の末裔が暮らしているのですね。壮大なロマンを感じます。

それに比べて USAときたら(笑)
サムおじさん(笑)は国を擬人化した別名ですが、考えてみればフランスやドイツにも擬人化した名前がありますし、日本だって「サムライ」と呼ばれてもいいくらいですね。

3. アジア のニックネーム

20. ブータン
 ─ Land of the Thunder Dragon(雷龍の国)
21. 中国
 ─ The Red Dragon(赤い龍)
22. インドネシア
 ─ The Emerald of the Equator(赤道のエメラルド)
23. 日本
 ─ Land of a Rising Sun(日、出ずる国)
24. モンゴル
 ─ Land of the Blue Sky(青空の国)
25. 北朝鮮
 ─ The Hermit Kingdom(隠者の国)
26. フィリピン
 ─ The Pearl of the Orient Seas(東洋の真珠)
27. 韓国
 ─ Land of the Morning Calm(朝の静けさの国)
28. スリランカ
 ─ India’s Teardrop(インドの涙)
29. タイ
 ─ Land of Smiles(微笑みの国)

遥か東の果てにあるアジアは、古くから神秘に満ちた場所として捉えられていました。その別名も伝説や歴史、地理的条件を交えて、オリエンタルな魅力が伺えます。

仏教国ブータンは「雷龍の王国」。この名はブータンの国歌でもあり、国旗にも龍が描かれています。そもそも「ブータン」とはチベット語で「龍の地」の意味があるようです。
大震災の後、若きワンチュク国王が来日し、日本に力強いメッセージを与えてくださったこと は記憶に新しいところです。国王は、国会で「日本の再起を確信している」と勇気づけ、被災地の児童には「経験を糧に、飛翔する龍になれ」という言葉で激励されました。

もう一つの龍の国、中国。中華民族には古くから「龍の子孫」という自称があるようです。その中国を支配する中国共産党はそのまま赤なので、「赤い龍」ということでしょうか。
因みに、本来の中国であった中華民国(台湾)には、「フォルモサ」という別名があり、美しいという意味を持っています。Wikipediaによれば、16世紀のオランダ人航海士が台湾島を眺めて、その美しさに感動して発した言葉が語源のようです。

海洋国インドネシアは、「エメラルドの首飾り」とも呼ばれる1万数千もの島々で構成されています。島のあまりの多さに、最近まで政府も正確には把握していなかったというから驚きです。

そして日本。地理的に東の果てにあって日の出が早い場所ですし、聖徳太子が自称した「日出ずる処」でもあります。今も昔も中国は怒るかもしれませんが、旭日の国と言われればその通りですね。

興味深いのは北朝鮮です。隠者の国 とはよく言ったもので、私たちの資本主義社会とは一線を画した未知の生活がある国です。国民生活の実態は秘められてはいますが、かといって神秘的とは言えそうにないので、隠者(世捨て人)こそ適当かもしれませんね。

4. 中東 のニックネーム

30. アフガン
 ─ Graveyard of Empires(帝国の墓場)
31. イスラエル
 ─ The Holy Land(聖地)
32. レバノン
 ─ Switzerland of the Middle East(中東のスイス)

アフガン人の住む所という意味のアフガニスタンは、「帝国の墓場」と呼ばれます。かつて大英帝国、ソビエト連邦が征服を試み、そして現在米国が軍を進駐させています。いずれも上手く行ったとは言えず、多大な損害を被っている場所です。

イスラエルがある場所には、聖地エルサレム があります。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教にとっての聖地であるので、当然の別名でしょう。

AFPの記事によると、レバノンは 海も山も堪能できるリゾート地 なので「中東のスイス」と呼ばれるそうです。記事では、治安の悪化で客足が遠のく懸念が示されています。それもこれも「聖地」に無理矢理建国した上に、国土を奪って広げようとする好戦的な隣国が原因 だと思うんですけどね。

5. オセアニア のニックネーム

33. オーストラリア
─ Land Down Under(地球の下側の国)
34. ニュージーランド
─ Land of the Long White Cloud(長く白い雲の国)

オーストラリアは地理的にそのままの別名。
ニュージーランドは、原住民のマオリ語で「Aotearoa」と呼ばれるそうです。「白く長い雲のたなびく地」という意味を持っているので、英訳で「Long White Cloud」と呼ぶのですね。

6. アフリカ のニックネーム

35. ブルキナファソ
─ Land of the Upright Men(清廉潔白な人たちの国)
36. エジプト
─ The Gift of the Nile(ナイルの賜物)
37. レソト
─ The Kingdom In The Sky(天空の王国)
38. マダガスカル
─ The Red Island(赤い島)
39. ルワンダ
─ Land of a Thousand Hills(南の丘)
40. 南アメリカ
─ Rainbow Nation(虹の国)

最後はアフリカです。
ブルキナファソは、その国名に「清廉潔白な人たちの国」という意味があるそうです。革命家を自任していた指導者・トーマス・サンカラは、「アフリカのチェ」と呼ばれるほどの人気で、彼が旧国名から「ブルキナファソ」に改めました。

エジプトは言うまでもなく、国土を南北に貫くナイル川の恩恵を表した美称「ナイルの賜物」です。
レソトは、国土全域が標高1,500メートルを超え「アフリカのスイス」とも呼ばれる高原の国です。

そして、南アメリカは「虹の国」丸紅のヨハネスブルク支店長の記述 によると、かのネルソン・マンデラ氏が「多数の人種が融和し、希望溢れる国を造ろうとの願い」を込めてこう呼んだそうです。
ただ、KingdomでもLandでも無い ことに留意が必要です。Nationはただの国を示す語ではなく、政治的な意味を含んだ「民族または政治的結合体としての」国を意味するそうです。長く人種差別政策が行われてきた南アメリカの、未来への希望を示した言い方のように思えますね。

というわけで、世界の国々の様々なニックネームを見てみました。
皆さんはどのくらい知ってましたか?
改めて、スカイスキャナー様の興味深いランキングに感謝いたします。

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