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亡き今敏監督の名作「千年女優」がBlu-ray版で本日発売

2014/2/21 - 映画Japan , 映画 , Blu-ray

20140221s

亡き今敏監督の「千年女優」がBlu-ray化されました。
13年も前の作品ながら、強烈で独特な夢幻の物語が忘れられないアニメ映画です。当然DVDも所有しているのですが(未開封)、この作品は是非ともBlu-rayで残しておきたいので Amazonで予約購入 しました。


独特な世界観と映像クオリティ

今敏監督の作品は、どれも独特な世界観を持っています。
絵も世界観も、万人受けするとは言い難いけれど、息を呑むような映像のクオリティと作り込まれた演出が素晴らしいのです。

特に千年女優は、日本映画界を生き抜いてきた大女優を主役に据えていることもあって、今敏作品のトーンと昭和の和風イメージが絶妙にマッチ して描かれています。和風好きや邦画好きには堪らない内容です。

場面が目まぐるしく変わり、状況を追うのが大変な作品でもありますが、アニメは普段観ないという方にこそお勧めできる「一途な恋」の物語なのです。
もし知らない人が居たら、騙されたと思って観るべき作品 です。本当に。

アニメ!アニメ! : 千年女優 特集ページ

たった2行のアイディアから生まれた千年女優

千年女優 ブルーレイ

今敏監督のエッセイによれば、千年女優の原形は テキストエディタに記した2行のアイデア だったそうです。

かつて大女優と謳われた老女が自分の一代記を語っているはずが、記憶は錯綜し、昔演じた様々な役柄が混じりはじめ、波瀾万丈の物語となっていく(以上公式HPより引用)

あらすじは確かにその通りなんだけれど、華やかさを抑えながらも、アニメ映画の集大成 かと思う程の躍動感で描かれます。

物語は、往年の大女優・藤原千代子へのインタビュー形式で始まり、この手法が彼女の女優人生へとぐいぐい引き込んでくれます。映画好きなら、きっとこのテンポに気持ち良くなるハズです。

コンズ便り : 今敏監督作品『千年女優』初Blu-ray化に寄せて

おまけ : 涙なしには読めない、渾身の遺書

独自の世界観で偉才を発揮した今敏監督ですが、残念なことに、4つの長編作品を遺して2010年に他界されました。

その死にあたっては、闘病の記録と浮世への想いを綴った 長くて痛快な遺書 を残していて、こちらも異彩を放っています。全文はこちら

余命の宣告から身辺整理に至るまで、死への準備 が明るいタッチで語られていますが、苦楽を共にした妻へのメッセージなどもあって モニターが歪んで見えません

両親へ宛てた、心を締め付けられる一文もあります。

ありがとう、お父さん、お母さん。
二人の間の子供としてこの世に生を受けたことが何よりの幸せでした。
数えきれないほどの思い出と感謝で胸がいっぱいになります。
幸せそのものも大事だけれど、幸せを感じる力を育ててもらったことに感謝してもしきれません。
(以上引用)

…多分、独り身だったなら「先立つ不孝」に赦しを乞うことに、胸を痛めたと思います。でも、子を持つ身になって、子供に先立たれる親の悲痛さ を想像してしまい涙が出てしまいます。

また、遺書の中では

いま死について思うのはこういうこと。
「残念としかいいようがないな」
本当に。
(以上引用)

とも言っておられます。
願わくば、もっと今敏監督の世界観を観ていたかったものです。

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